様々な香りでリラックスを促してくれるアロマテラピー。これに使われる精油は様々な植物の芳香成分をアルコールや水蒸気などを利用して抽出したものです。このため精「油」とはいいますが、私たちが一般的に考える「油」とは異なる成分でできており、中には明確な薬理作用を持つものもあります。

天然の精油

薬理作用を持つ精油の中でも特に良く知られているのがティーツリーとユーカリのオイル。どちらも清涼感のある香りと、葉から大量抽出できることによる値段の安さで好まれることの多いオイルです。ティーツリーとユーカリはどちらもオーストラリア原産の植物。オーストラリアの原住民であるアボリジニは、昔からこれら植物の葉をすりつぶしたものを感染症やけが、あるいは皮膚炎などの治療に用いてきました。そう、彼らは経験的にこれらの植物の葉が強い殺菌作用を持つことを知っていたのです。

この殺菌作用は現代の西洋医学で使われる医薬品と比べても遜色の無いもので、実際にヨーロッパではドラッグストアでティーツリーオイルが気軽に買えたり、あるいは風邪などの軽い感染症に対しユーカリオイルを封入したソフトカプセルが処方されることもあるくらいです。抗生物質と比べて副作用が穏やかでありながら一定以上の殺菌作用を持つこれらのオイルは、家庭で施すことができる気軽な感染症対策アイテムとして親しまれているのです。

ニキビが腫れた、おできができた、という場合にはほんの少しを直接塗布。あるいは風邪気味で喉が痛いときにはお湯に数的垂らしてうがい。こういった使い方も出来るのが、ティーツリーやユーカリオイルの魅力です。